2018年2月1日から入院施設が弥生が丘鹿毛病院に移転し、外来診療、透析治療のみとなった、きやま鹿毛医院。 基山町を代表する、歴史ある病院の現在の状況が気になっていらっしゃる方も多いことでしょう。ということで、訪問してみたら……なんと! 1階フロアの一角が刺激的でエキセントリック、かつ癒しの空間に変貌を遂げていました! 入り口受付を横目にエレベータを目指して通路を進んでいくと。 むむっ! 「PICFA」?! 「PICFA」の読み方は、そのまま「ピクファ」。 PICFAは2017年7月から活動を始めた、アートを媒体に活躍の場を広げている障害者就労支援B型事業所。2018年2月時点で、6名のメンバーが、それぞれの個性を発揮し作品の制作活動を行っています。 廊下や制作を行う部屋には、本格的アート作品があちこちに!どれもエネルギーに満ち溢れていて、見ているだけで元気になれそうな作品ばかり。 取材した日には、3月3日にリニューアルした福岡県福岡市のキャナルシティ博多に展示する作品や… 3月現在、九州の玄関口、JR博多駅の博多阪急1階に展示されている作品を制作中でした。 福岡の大型商業施設であるキャナルシティ博多に博多阪急、さらには某有名化粧品のパッケージやアパレルブランドとのコラボなどなど、各業界から引く手あまたのPICFA。佐賀県知事の名刺デザインも手がけています。その作品のクオリティは確か。 PICFAの施設長である原田啓之さんにお話を伺いました。 ——PICFAってどういう意味なんですか? PICTURE(絵画)とWELFARE(福祉)の造語です。アートと福祉の両方を高めていきたいという想いを込めました。 ——PICFAってどういう場なんでしょう? 障害のある方がお仕事をする場です。基本的には……(笑)。今後は障害の有無に関係なく、子供から大人、高齢の方、すべての方が自然に交わる場になってくれたらと思っています。アートはそのための媒体であり、ツールなんです。 ——こういったアート制作現場が、病院の中にあるのは珍しいですね! 実は、医療法人の病院の中にある障害者就労支援事業所は日本中探してもここだけ。日本国内で初めてのケースです。新しい福祉、介護、医療の枠を越えて実現しました。 原田さんのお話の通り、PICFAは人と人とがつながる場。
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